
「たかが水」で終わらせない。ウイスキーを劇的に変える水と炭酸の選び方
|著者: hik
炭酸選びの決定版:ウィルキンソンの瓶を勧める理由
自宅でハイボールを作る際、まず手に取ってほしいのが「ウィルキンソン」の瓶です。
多くのバーで採用されている理由は、そのガツンとくる強炭酸。
瓶入りはガスが抜けにくく、最後までキレのある一杯を楽しめます。
炭酸水には「ペリエ」や「サンペレグリノ」といった海外勢も有名ですが、ハイボールにするなら少し注意が必要です。
サンペレグリノは微炭酸なので割り材としては少し物足りず、ペリエはそれ自体が完成された味わいなので、お酒を割るよりは単体でライムを搾って楽しむのが一番だと、私は考えています。
日本のウイスキーには「日本の水」が一番
日本のウイスキー(山崎や白州など)は、日本の美しい山々から採れたおいしい「軟水」で作られています。
そのため、市販の日本の炭酸水や水であれば、基本的に相性は抜群です。
一番避けたいのは、日本の繊細なウイスキーに、海外の強烈な「硬水」を合わせてしまうこと。
水の個性が強すぎて、ウイスキーの繊細な香りを消してしまいかねません。

水割りは「土地の硬度」を意識して
もし、あなたがシングルモルトの水割りにこだわるなら、ぜひ「水」そのものの硬度に注目してみてください。
例えばスコッチのシングルモルトであれば、
- ハイランド地方のウイスキー:
「Glenmorangie(グレンモーレンジー)」のように硬水を用いて作られるものには、同じく硬度の近い「ヒルドンウォーター」などが好相性です。 - スペイサイド地方なら:
「スペイサイド・ウォーター」など、その土地に近い性質の水を選ぶのが理想的です。
とはいえ、迷ったら日本の「富士ミネラルウォーター」を選べば間違いありません。
日本のおいしい水は、多くのウイスキーを優しく包み込んでくれます。

結びに
ウイスキーという「命の水」を、最後に完成させるのはあなた自身が選ぶ「水」です。
お気に入りのボトルを手に入れたら、次はぜひ、その隣に並べる水や炭酸水にもこだわってみてください。
そのひと手間で、いつもの一杯はもっと自由で、もっと深くなるはずです。