
【保存版】バーで「残念な客」にならないためのNG集。プロが明かす、最高の一杯を引き出すマナー
最高のカクテルは「相互の敬意」から生まれる
「お客様は神様」という時代は終わりました。
バーは、バーテンダーとお客様が共に心地よい空間を作り上げる場所。あなたが謙虚に、敬意を持って接することで、バーテンダーのスイッチが入り、本当に美味しい「本気の一杯」が届くようになります。
今回は、知らずにやってしまいがちな「NG行為」をご紹介します。
1. 写真撮影は「一言」がルール
SNS全般の時代ですが、バーはプライベートな空間。
他のお客様のプライバシーを守るためにも、カメラを出す前に「写真を撮ってもいいですか?」と一言伺いましょう。
ほとんどの場合、他の方が映らなければ快諾されます。
2. 避けるべき「3つの話題」
バーには「宗教・政治・野球」の話は持ち込まないという暗黙の了解があります。
これらは熱くなりやすく、隣のお客様と意見が対立してトラブルになりやすいためです。
誰もが穏やかに過ごせるよう、これらはカウンターの外に置いておきましょう。
3. 大声で「すみません!」と呼ばない
バーテンダーは常にあなたの動向を見ています。
声を張り上げるより、少し視線を送ってみてください。
それだけで「何かご用ですか?」と声がかかるはず。
その「少し待つ」時間もバーの楽しみ方です。
4. バーテンダーを「バーテン」と呼ぶのはNG
よく耳にしますが、実は「バーテン」は蔑称(べっしょう)に近いニュアンスを含みます。
語源には諸説ありますが、かつて「バーの丁稚(でっち)」や「バーの店員(てん)」を略した、投げやりな呼び方として定着した歴史があります。
私たちは「Bar(木)-Tender(優しい・世話役)」、つまり「優しい止まり木」でありたいと願っています。
ぜひ略さずに「バーテンダー」と呼んでください。

5. 知識自慢より「実体験」を語る
バーテンダーにお酒の知識を披露する必要はありません。
あなたが知識を語れば、私たちはプロとして「よくご存知ですね」と合わせますが、心の底では少し残念に思っています。
それよりも、「蒸留所に行ってきた」「ワイナリーでこんな景色を見た」という実体験を聞かせてください。
たとえ知識が間違っていても、お酒への愛情が伝わるお話は、私たちにとって何より貴重で、会話を弾ませる最高のスパイスになります。

6. 騒ぐお客様には「普通のお酒」しか届かない
カクテルは繊細です。
私たちは気温や湿度、その日のレモンの酸味に合わせて、シェイクの回数や分量を1ml単位で調整しています。
しかし、店内の空気を乱すように騒がれると、その「本気の調整」を届けるのが難しくなり、結果として「とりあえず冷えただけのお酒」になってしまうかもしれません。
最高の一杯が飲みたければ、そのお店の「音」に馴染むことが近道です。

いくつかご紹介しましたが、これは私が上司から指導していただいたものや、個人的に経験からのものとなります。
全てが正しいわけではないかもしれませんが、考慮いただくに越したことはないかなと思ってます。
是非悩んだら、お気に入りのお店でバーテンダーに聞いてみてくださいね。